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家電製品の「なぜ?」「故障?」「どういうこと?」を簡潔に記した管理人の備忘録。ご質問はお気軽に。

ワイドナショーを見ていて、後ろのオーディオ機器が気になって番組内容が全く入ってこない

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年々縮小を続ける家庭用音響機器マーケットですが、近年はハイレゾによる新たなマーケットの創造や、付随して高級ヘッドホン・イヤホンのマーケットが盛り上がっている。1970年台には通称「単コン・バラコン」と呼ばれるオーディオ機器が家庭に普及し、「初任給でステレオを買う。」という行為が普通の時代だった。1980年台~1990年台はミニコンポと呼ばれるパッケージ製品が普及し、高級機と普及機が棲み分けが出来ていた時代と言える。2000年以降はiPodを代表とするDAPが普及し、現在ではスマホで音楽を楽しむ時代になった。音源をデジタルデータ化したことによって、音を増幅するという概念が無くなったのだ。音楽を楽しむには騒音という問題も避けては通れないので、近所付き合いや家族との時間の過ごし方も変化したのも、音響機器の小型化とヘッドホン・イヤホンの進化の要因かもしれない。

ワイドナショーを何気なく見ていたら

そんな2017年、何気なく見ていたテレビ番組のセットにミニコンポが映っていたので驚いた。コメンテーターの松っちゃんの後ろに映るあのフォルム、一昔前のHDD内蔵ミニコンポに見える。まさか新商品で時代錯誤のHDD内蔵ミニコンポが出ているのかと気にしつつ番組提供を注視してみる。紹介されたスポンサーは三菱地所、レイク、KONAMIソニー損保、Solaseed Air。全く家電メーカーが含まれてないのでプロモーションという訳ではなさそうだ。もっとも情報番組のセットに家電製品が組み込まれるのは昔からよくある手法ではあるが、最近はそんな古臭いプロモーションを行う事も無くなったのだろうが。

番組内容が全く耳に入ってこない

後ろに映るコンポが気になって番組内容が全く耳に入ってこないのが困りものだ。あくまでも個人の直観だが、あのフォルムはソニーかケンウッドに違いないと思いつつ番組を見続ける。いや、仮にそうだとしてもかなり古い。そんな製品を日曜10時の高視聴率番組で映すものなのか。しかもメインコメンテーターである松っちゃんの後ろに配置しているので露出は非常に多い。こんな勿体ない話がある訳がない。やはり新商品ではないだろうか。などと考えてしまってはもう番組なんで見れたものではない。

製品を探すも見つからず

結局番組途中で製品を調べ始めてしまった。リスティング広告コンサルティングする際に、広告主にはスマホが普及したことにより「ながら検索」が主流になっているという事を良く説明する。まさかこんな形で自分がながら検索をする羽目になるとは想定外だったが、このようなケースもあるという事だけが収穫だ。話を元に戻すと、番組途中からこのHDD内蔵ミニコンポを探すも全く見つからない。この記事を書いている今になってもまだ見つかっていない。怪しいのは予想通りソニーNAS-D55HDかNAS-D500HDだが、本体色がホワイトなのはわかるが、スピーカーの外枠がウッド色というのが整合性が取れない。スピーカー部のツイーター部も若干気になる点がある。まさか本体とスピーカーを別型番の製品をセットの為に適当に組み合わせたのだろうか。そして上記製品だったとしても2007年、2008年の製品を今の時代のセットに組み込むことなどあるのだろうか。

というどうでもいいことで折角の日曜日の時間を使ってしまった。後悔しかない日曜日である。